このサイトは、いま話題の「ahamo」が、どんなところが便利でお得なのか。何に注意すればいいのか。評価・注意点を本音で語らせていただきます。乗り換えの参考にしてください。

ahamoって何?

NTTドコモが新料金プラン「ahamo」が始まりました。月額2970円(税込)で20GB使える新しいプランということで、NTTドコモだけでなく、au、ソフトバンクのユーザーも気になっているのではないでしょうか。

今までのドコモの料金プランとは何が違うの?

ahamoはNTTドコモの「新しい料金プラン」です。NTTドコモは若者ユーザーにあまり支持されていないという弱点が存在しており、若者ユーザーを開拓するために新しい料金プランとして2021年3月26日からスタートしました。一見、ワイモバイルやUQモバイルのような「サブブランド」のように見えますが、NTTドコモとしては「料金プラン」として位置づけています。

料金プランは「月額2970円(税込)」ひとつしかない!

これまでの携帯電話会社の料金プランは複雑で分かりにくく、そもそも「高い」という印象があります。「自分に合った料金プランを選べているのか」と不満に感じながら使っていた人も多いでしょう。携帯電話会社の料金プランは高いからと、格安スマホに乗り換えようと思っても、格安スマホも様々な料金体系が存在します。

そんななか、ahamoでは月額2970円(税込)しか選択肢がありません。2970円で月間20GBのデータ容量が使えます。総務省の調べでは、スマホユーザーの9割が20GB未満しか使っていないというデータがあります。つまり、ほとんどの人にとって20GBあれば充分ということで、多くの人に魅力的な料金プランになっています。

これまでのプランより安いってことは、ネットワークがイマイチだったりするの?

月額2970円(税込)で使えるahamoですが、気になるのがネットワーク品質です。格安スマホの場合「昼間の時間帯が遅い」という弱点が存在します。ahamoも、「ネットが遅い」「圏外が多い」といった弱点が存在するのでしょうか。

NTTドコモでは、これまでの料金プランと全く変わらないネットワーク品質を提供するとしています。日本全国、どこででも快適な通信速度で利用できるようになるようです。しかも、4Gだけでなく、5Gでも利用可能とのこと。最新のiPhoneなどを月額2970円(税込)で安定して利用できるのはahamoの魅力といえるでしょう。ちなみに20GBを使い切ってしまった場合は最大1Mbpsに通信速度が落ちますが、1GB550円(税込)で追加することも可能です。

1回5分までの音声通話がかけ放題

ahamoでは、1回5分までの国内音声通話が何度でもかけ放題になっています。最近では「あまり電話はしない」という人も多いですが、LINEでつながっていないという人やお店に連絡するときは、どうしても音声電話が必要になります。1回5分までであれば無料というのは、かなりありがたいのではないでしょうか。もし、5分を超えた場合には、30秒22円で課金されていきます。

もし「1回5分ではなく、無制限な話し放題が欲しい」という人向けには月額1100円(税込)で国内音声通話がかけ放題になるオプションも用意されています。

また、SMS(1通3円)も無料の対象外となりますので注意が必要です。

海外旅行で頼もしいahamo

ahamoでは月間20GB使えますが、実はこの20GBは海外でも利用可能です。海外82の国々・地域で、そのままスマホが使えてしまうのです。この際、利用料などは不要で、日本で使うのと同じ感覚で20GBを消費できます。これまで「海外でパケ死しそうだからWi-Fiルーターを借りていた」という人は、かなり便利になるのではないでしょうか。コロナ禍でなかなか海外旅行に行けませんが、気軽に海外に行けるようになったら、ぜひahamoを活用しましょう。

メアド「docomo.ne.jp」が使えない

ahamoを契約する上での注意しなくてはいけないのは、NTTドコモが提供しているメールサービスが使えないという点です。「@docomo.ne.jp」というアドレスのメールサービスが使えなくなるため、「メールで友達とやりとりしている」「お店のメルマガを受信している」という人は、別のメアドを用意していく必要があります。

ただ、最近では多くの人がLINEやメッセンジャーなどでやりとりしているのではないでしょうか。NTTドコモとしては、ahamoは若者をターゲットにしているため、あえてメールサービスをなくしたという背景があるようです。

家族割の回線対象なる!

ahamoは、これまでスマホの料金プランで当たり前のようにあった「家族割引」「光回線とのセット割」「期間限定キャンペーン」などが全くないながらも月額2970円(税込)を実現しています。シンプルでとてもわかりやすいのが魅力です。発表当初、ahamoは「家族回線としてカウントしない」という話でしたが、1月13日、NTTドコモの井伊基之社長が「家族回線としてカウントする」と名言。ahamoのルールが変わりました。

NTTドコモの料金プランである「ギガホ プレミア」「ギガライト」では「みんなドコモ割」という家族を対照した複数回線割引が存在します。この複数回線割引は2回線で550円、3回線以上で1100円割り引くというものになります。

もし、家族3人で「ギガホプレミア」などを契約していた場合、それぞれで1100円、割り引かれることになります。家族のうち、一人がahamoに切り替えても、「家族でドコモが3回線」というカウントになり、ドコモ契約が2人であっても、それぞれ1100円に減額されることになります。これで安心して、ahamoに乗り換えられますね。

条件・解除料ナシ? いつでも辞めていいの?

これまで携帯電話の契約というと「2年縛り」と呼ばれるものがありました。一度、料金プランを契約すると2年間の更新期間が設定され、途中で解約しようとすると1万円近い「解除料」が請求されていたのでした。これによって「今、契約している携帯電話会社を辞めたいけど、辞めるとお金がかかるからしばらく使い続けよう」ということになっていました。

総務省ではこうした「2年縛り」のルールを見直させました。これにより「解除料」を取らない携帯電話会社が増えてきました。

ahamoには、こうした「2年縛り」のルールは一切、ありません。「新規契約事務手数料」、「機種変更手数料」、「MNP転出手数料」が一切、無料となっています。

申し込みはネットのみ

ahamoはオンラインでしか申し込めないのも特徴です。街中のドコモショップはNTTドコモではなく、販売代理店が経営しているのですが、店舗の運営費や人件費などで年間数千億円、かかっているといわれています。もちろん、この費用は我々が支払っているスマホの通信料金でまかなわれています。

ahamoはドコモショップでは受け付けず、インターネットに特化することで月額2970円(税込)を実現しているといわれています。

ただ、街中のドコモショップでは「ahamo無料相談会」と称して、ahamoについての相談を受け付けているところもあるようです。ただ、オンラインで契約するのに不安を感じる人は、ドコモショップでahamoの相談になってもらいつつ、既存の料金プランを見直すのが無難だと思われます。

au、ソフトバンクから乗り換えたい!

「月々の支払いが安くなりそうだし、今の携帯電話会社からahamoに乗り換えてみようかな」という人、多いんじゃないでしょうか。

今、契約している携帯電話会社から、今、使っている携帯電話番号をその引き継げるのが「ナンバーポータビリティ(MNP)」という制度です。

今、契約している携帯電話会社のウェブサイト、コールセンター、あるいはショップに出向き「ナンバーポータビリティの手続き」をお願いします。「いまより最適なプランをご紹介しますよ」とか「サブブランドへの移行はどうですか」「ポイントを付与しますよ」などの引き留め工作に合うことでしょう。それらに耳を傾けることなく、MNPに必要な番号を発行してもらってください。ただし、現状、MNPをするには3000円の手数料が必要です。しかし、総務省では、この3000円の手数料をオンラインであれば無料、店頭であれば1000円程度にしようと動いていますので、近いうちに安くなると思われます。

また、ウェブサイトでは24時間対応ではなく、夜間は対応してくれないところもあります。この時間帯についても総務省がメスを入れましたので、早晩、ウェブでもMNPしやすい環境が整備されそうです。

ただ、ソフトバンクでは「SoftBank on LINE」、KDDIでも対抗プランを発表するとみられます。ソフトバンクやauを辞めなくても、そのままで月額2980円のブランドやプランを選べばいいと思います。

月額料金2700円(税抜き)、2970円(税込み)
利用可能データ量20GB
国内通話料5分以内の通話無料
ずっとドコモ特典対象外(ドコモ回線継続利用期間は引き継ぎ)
ファミリー割引申込み可能(割引特典対象外)
みんなドコモ割対象外(カウント対象)
ドコモ光セット割対象外(ペア設定は可能)
その他の割引なし
ネットワーク5G/4G(LTE)
テザリング無料
留守番電話なし
申込み窓口オンライン限定
キャリアメールなし
故障対応オンライン修理受付サービス
契約者20歳以上の個人

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